成田尚哉 Collage展 シネマバロック 〜Moonlight Theatre〜
映画プロデュースの傍ら、ボックスオブジェやコラージュ作品の制作・発表を行う、成田尚哉の個展を開催いたします。
映画の編集作業のような行程を経て生まれたコラージュ作品はまるで、長いフィルムが紡ぐ物語の様。
40年以上、映画の世界に携わってきた作家が、コラージュという表現を通じて見ることができた「自分だけの映画」の世界に是非、足を踏み入れてくださいませ。
”「見えないもの」を写すのが映画だとしたら、それは実体のない「影」であり「幻」です。そしてコラージュ表現によって「みえないもの」を画面に封印することができたら本望ですし、その時「見えない世界」は「もうひとつの現実」になるのかもしれません。
今回は短冊を使用した連作シリーズを公開します。書道に打ち込んでいた父が遺した短冊と友人の死が契機となり、生涯で6,000枚のカルトを遺したロベール・クートラスに倣って昨夏から今年まで短冊コラージュを毎晩制作していました。わずか100枚足らずですが、36×7.5㎝の空間に封印された「映画の断片」をご覧ください。(成田尚哉より)”
成田 尚哉 (Narita Naoya)
1951年 東京生まれ
慶應義塾大学美学美術史学専攻・卒業。大学では、シュールレアリズム、ハンス・ベルメール、ポップアート等に影響を受けた油絵を描く。
1975年、日活株式会社に入社。全ての石井隆原作シナリオを企画。日活から移籍後も、「1999年の夏休み」(金子修介)、「櫻の園」(中原俊)、「ヌードの夜」(石井隆)などを企画プロデュース。2003年以降は自身の映像プロダクション・アルチンボルドにて、「ひぐらしのなく頃に」「海を感じる時」「花芯」などを手がける。
[会期]
2018年7月20日(金)〜7月28日(土)
※25日(水)は休廊
[時間]
12:00〜19:00
[会場]
SMART SHIP GALLERY